隣の席の一条くん。
「そのつもり」


晴翔は勉強もできるから、進学校でもある公立高校を受験する予定。


あそこの女の子の制服は、とってもかわいい。

男の子の制服は、今の学ランと違ってブレザーだけれど、きっと晴翔に似合うに違いない。


できれば、同じ学校の制服を着て、いっしょに登下校なんかしてみたい。


でも……。


「ひらりは、私立に行くんだよな?」

「…うん。そこの芸能コースに」


なんとか今は、学業と芸能活動の両立ができている。
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