隣の席の一条くん。
「…もう1回していい?」

「ダメだよっ…!こんなとこ…マスコミじゃなくて、先生に見られたら――」

「て、言われても無理。ひらりがかわいすぎるのが悪い」

「まっ…待って、晴――」


晴翔は、わたしの言うことなんか聞いてくれない。


だけど、わたしも晴翔との久々のキスは心地よくて、とろけてしまいそうになった。



これからは、学校に登校するときも、下校するときも晴翔といっしょ。
< 311 / 316 >

この作品をシェア

pagetop