隣の席の一条くん。
「でも、こうして机くっつけたら、いっしょに見れるでしょ?」
「わざわざそんなことしなくていいのに。…変なの、花宮さん」
腕を枕にしながら、眠たそうな表情の一条くんが呟いた。
なにも、変なことはしていない。
ただ、国語の教科書を忘れた隣の人に、自分の教科書を見せてあげてるだけ。
…でも、なんだかちょっと嬉しかったり。
なぜなら、――昨日。
「わざわざそんなことしなくていいのに。…変なの、花宮さん」
腕を枕にしながら、眠たそうな表情の一条くんが呟いた。
なにも、変なことはしていない。
ただ、国語の教科書を忘れた隣の人に、自分の教科書を見せてあげてるだけ。
…でも、なんだかちょっと嬉しかったり。
なぜなら、――昨日。