これを愛というなら~SS集~
肩の力を抜いてくれたキスで解きほぐして、舌を絡ませてキスをすると、息苦しそうで……

環奈ちゃん、鼻で息をして。

唇を離すと小さく、少し潤んだ瞳で見つめたまま頷いてくれる。


舌を絡ませて、必死で鼻で息をしてくれる環奈ちゃんが可愛くて、そのキスに気付けば夢中になっていた。


徐々に、肌を晒して首筋から胸へと唇を落としていく。

本当に誰も触れたことのない肌は綺麗で、つい壊れものを扱うように、丁寧に触れてしまっている。


恥ずかしい……と呟く環奈ちゃんに、俺しか見てないから、と伝えて、胸の先端を口に含んで舌先で転がすと……自分の甘い声を手で塞ごうとするから……


可愛いよ、恥ずかしくないよ、聴かせて。


手を退けて、指を絡めて握ると強ばった力を抜いてくれる。

そのまま胸を揉んで、先端の愛撫を繰り返すと気持ち良さそうな声を出して……

可愛い、と口からは吐息だけの声が出ていた。

それからは、丁寧に足の間に顔を埋めて中心を愛撫して、指を進めて馴らしてーーー力抜いてと一気に俺のモノを押し入れる。


痛いっ……!!

そう呟いた環奈ちゃんに、ごめん。

気持ち良くて止められない、と耳元で囁いていて………

舌を噛んでもいいから、キスに集中してて。

何度か舌を噛まれたけれど、俺にはその痛みも快感だった。

絶えず腰を動かしながら、キスに集中させてアレ越しに液体を放って。

頑張ってくれてありがとう、と頭を撫でてそっと抱き締める。


「少しずつ気持ち良くなるの?」


不安そうに言う環奈ちゃんに、なるよ、と。

次はもっと気持ち良くしてあげるから。


柔らかく笑った笑顔は可愛くて、可愛くて。

心が少しずつ環奈ちゃんに、持ってかれてるんだな。



俺の名前で呼んでよ?

蒼大くんだっけ?

そうだよ、環奈。

うん、蒼大くん。
好きになってもいい?

いいよ。
俺も好きになりそう。
だから……もっと色んな環奈を俺に見せて。

蒼大くんもね。
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