シンデレラは堅物会長の専属モデルになるようです
「あとさ、お昼ごはん食べる前から気になってたんだけど……。これ、どうしたの?俺と保健室で2人きりのときはリボンだったよね」
「え? こ、これは……」
一条君、よく見てるなぁ。
私は忘れてたくらいなのに。
「よく見なくてもサイズ合ってないし。もしかして紅蓮お兄ちゃんのだったりする?」
「そ、そうだよ。でも一条君には関係ないでしょ?」
「知らないの? 首につけるのは首輪なんだよ」
「へ?」
「手につけるのは手錠。男の子が好きな女の子にプレゼントする物にもちゃんと意味があるってこと。紅蓮お兄ちゃんは本当に独占欲が強いんだね。それだけ悠ちゃんは愛されてるってことだよ」
そんな意味があるなんて知らなかった。
紅蓮先輩は知ってるのかな?
正直、こういうことに関しては疎そうなイメージがある。だけど紅蓮先輩なら知ってる。なんとなくだけど、そう思った。
「昔の紅蓮お兄ちゃんの面影なんてないくらい変わったなぁ」
「そうなの? だけど紅蓮先輩は一条君にも優しいでしょ?」
「今は俺よりも悠ちゃんに優しいよ。以前は俺だけを見てくれてたのに……」
「だ、大丈夫だよ。一条君は紅蓮先輩のイトコなんだから。堅物だって言われても時々厳しいけれど、でも根本的な所は変わってないっていうか」
「……つまらないな」
「え?」
私ってばまた一条君の機嫌を悪くするようなことを……。
「え? こ、これは……」
一条君、よく見てるなぁ。
私は忘れてたくらいなのに。
「よく見なくてもサイズ合ってないし。もしかして紅蓮お兄ちゃんのだったりする?」
「そ、そうだよ。でも一条君には関係ないでしょ?」
「知らないの? 首につけるのは首輪なんだよ」
「へ?」
「手につけるのは手錠。男の子が好きな女の子にプレゼントする物にもちゃんと意味があるってこと。紅蓮お兄ちゃんは本当に独占欲が強いんだね。それだけ悠ちゃんは愛されてるってことだよ」
そんな意味があるなんて知らなかった。
紅蓮先輩は知ってるのかな?
正直、こういうことに関しては疎そうなイメージがある。だけど紅蓮先輩なら知ってる。なんとなくだけど、そう思った。
「昔の紅蓮お兄ちゃんの面影なんてないくらい変わったなぁ」
「そうなの? だけど紅蓮先輩は一条君にも優しいでしょ?」
「今は俺よりも悠ちゃんに優しいよ。以前は俺だけを見てくれてたのに……」
「だ、大丈夫だよ。一条君は紅蓮先輩のイトコなんだから。堅物だって言われても時々厳しいけれど、でも根本的な所は変わってないっていうか」
「……つまらないな」
「え?」
私ってばまた一条君の機嫌を悪くするようなことを……。