シンデレラは堅物会長の専属モデルになるようです
「これは契約の印。悠が僕のプロポーズを受けてくれる気になったら薬指に自分でつけてほしい」
「契、約……」
「僕は今よりもずっと有名になる。だから悠はこれからもずっと僕の専属モデルだから」
「紅蓮先輩、1つ気になってることがあるんですけど……」
「なに?」
「スランプはなおったんですか? こんなときに変な質問しちゃってごめんなさい」
「いいんだよ、気にしないで。僕も近々話そうと思ってたことだから。……スランプはまだ完全になおったわけじゃない。でも流架との勝負のとき、悠を取られたくないって思ったら必死に書いてた。自分がスランプなのを忘れてるくらい」
「それは良かったです。私、紅蓮先輩のスランプがなおるまでは側にいますね」
その先もずっと一緒にいるつもり。
「その言い方だと僕のスランプがなおったら離れるみたいに聞こえる」
「そんなことありません! 私は紅蓮先輩とずっと一緒です」
「じゃあ聞かせてくれる? 僕が初めて悠に告白したこの場所で」
「はい。私は……紅蓮先輩と結婚したいです」
私は指輪を左手の薬指にはめた。
「契、約……」
「僕は今よりもずっと有名になる。だから悠はこれからもずっと僕の専属モデルだから」
「紅蓮先輩、1つ気になってることがあるんですけど……」
「なに?」
「スランプはなおったんですか? こんなときに変な質問しちゃってごめんなさい」
「いいんだよ、気にしないで。僕も近々話そうと思ってたことだから。……スランプはまだ完全になおったわけじゃない。でも流架との勝負のとき、悠を取られたくないって思ったら必死に書いてた。自分がスランプなのを忘れてるくらい」
「それは良かったです。私、紅蓮先輩のスランプがなおるまでは側にいますね」
その先もずっと一緒にいるつもり。
「その言い方だと僕のスランプがなおったら離れるみたいに聞こえる」
「そんなことありません! 私は紅蓮先輩とずっと一緒です」
「じゃあ聞かせてくれる? 僕が初めて悠に告白したこの場所で」
「はい。私は……紅蓮先輩と結婚したいです」
私は指輪を左手の薬指にはめた。