黄色のユリ
だって、怒られるのは怖くて怖くてたまりませんでした。

体が震えて、頭が真っ白になって汗がジトリと出てきて…

だから良い子でいなきゃ…いやなんでも肯定の反応をしなきゃそう思いました。


それが私たちを守る一番の方法だと思っていました。

だから、本当は分からなくても『はい』

…いやその言葉を言うことさえ怖くて、

頷いて周りを見て学年の子やいろんな人と相談や目配せをします。
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