占いお宿II 新たな契りを結ぶ時
「マリアーナに会いたい……」
ああ……違う意味で、自慢になってしまっているようだ。
「返事は途絶えてないんでしょ?」
「ああ。もう少し、時間が欲しいんだと……」
「あれ?おまえ、心変わりされてるのか?はっ!!だからって、ライラはダメだぞ。見るな、近寄るな、触るな!!わかったな!!
で、ライラ。返事は?」
騒がしい人だこと。
「まだ解決してないでしょ?2人は婚約すらしてないんだから」
「なっ……ライラ!!マリアーナのことは、ちゃんと解決しただろ?後のことなんて、俺達には関係ない!!」
「ルーカス……あなたは友人の幸せに協力できないの?そんな心の狭い人だったかしら?」
「うっ……そ、そんなことはない。2人の幸せは、俺も祈っている」
「でしょ?あっ、そうだ!!アルフレッド、あなたがシュトラスに乗り込んだらどう?」
「それはいいな!!」
「でしょ?」
と、ルーカスと盛り上がる中、アルフレッドは盛大にため息を吐いた。
「これでも一応、王太子としての仕事が……」
「そういう割に、ずっとここに入り浸っているわよね?」
ジロリと見れば、多少は決まり悪そうな顔をした。が、あくまで多少だ。
「ここの執務室で、ちゃんと仕事してるさ」
「じゃなきゃ、城へ強制連行されてるでしょうね。あっ、ルーカスもよ」
「俺は問題ない。今の俺に課されている一番の仕事は、番を城へ連れ帰ることだしな」
言った私がばかだった……藪蛇だったわ。
ああ……違う意味で、自慢になってしまっているようだ。
「返事は途絶えてないんでしょ?」
「ああ。もう少し、時間が欲しいんだと……」
「あれ?おまえ、心変わりされてるのか?はっ!!だからって、ライラはダメだぞ。見るな、近寄るな、触るな!!わかったな!!
で、ライラ。返事は?」
騒がしい人だこと。
「まだ解決してないでしょ?2人は婚約すらしてないんだから」
「なっ……ライラ!!マリアーナのことは、ちゃんと解決しただろ?後のことなんて、俺達には関係ない!!」
「ルーカス……あなたは友人の幸せに協力できないの?そんな心の狭い人だったかしら?」
「うっ……そ、そんなことはない。2人の幸せは、俺も祈っている」
「でしょ?あっ、そうだ!!アルフレッド、あなたがシュトラスに乗り込んだらどう?」
「それはいいな!!」
「でしょ?」
と、ルーカスと盛り上がる中、アルフレッドは盛大にため息を吐いた。
「これでも一応、王太子としての仕事が……」
「そういう割に、ずっとここに入り浸っているわよね?」
ジロリと見れば、多少は決まり悪そうな顔をした。が、あくまで多少だ。
「ここの執務室で、ちゃんと仕事してるさ」
「じゃなきゃ、城へ強制連行されてるでしょうね。あっ、ルーカスもよ」
「俺は問題ない。今の俺に課されている一番の仕事は、番を城へ連れ帰ることだしな」
言った私がばかだった……藪蛇だったわ。