大好きなキミを、守りたいから。
頼もしいボディーガード
はぁ、はぁ……

あれから私たちは猛ダッシュで走り、学校の近くの公園へとやってきた


「はぁぁぁぁぁあ……まじで心臓に悪い…」


入学式そうそう先輩たちに絡まれるとは予想もしなかった…


「ごめんね…桧山……」


私は庇ってくれた桧山にお礼を言う


「いや、別に大したことしてないし」

「大したことあります〜!現にこうやって守ってくれたし」

「いや…それは……これ以上いたらお前がみんなに女優だってことバレるところだったろ」


まあ……おっしゃる通りで…

正直私もあの時は心臓が止まるほどやばかった


もし、私が女優だということが学年中に知れ渡ったら……

そう思うと背筋が凍りそうなほど身震いする


「やっぱりあんたと同じクラスでよかったわ」

そうじゃないと今頃やばい事になってたと思うし


「さっすが私のボディーガードね!!」


そう言ってニコッと笑うと、桧山は顔をぼっと赤くして顔を背けた


「べっ、別に」

「もう〜照れちゃって!!」


でも、本当に助けてくれて感謝してるんだよ?



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