幼なじみが天然無自覚すぎて困ってます。
「あ、え、ちょっと待ってよ新〜」

「ん」

「美和さんご馳走様でした!」

「はーい、気をつけてね〜」

美和さんに挨拶をして家を出る。

「新!お待たせ!」

「雫が食べ終わるまでずっと待ってるから。そんなに急がなくていいのに」

「ありがと」

起きるのは新のほうが遅いんだけど、ご飯食べるのは新のほうが早いんだよね。
だからいつも待っててくれるんだよ!

「じゃあ行こっか」

「うん!」

学校までは徒歩と電車を使うんだ。
道が少し心配だけど新がいるから安心。

「新ー私友達できるかな?ちょっと心配になってきちゃった」

「大丈夫だよ雫。もしできなかったとしても俺が一緒にいるから、ね?」

「ありがと、新!!新がいてくれると心強いな!」

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