丸重城の人々~後編~
広子「簡単に言うと、柚希ちゃんに何の否もないってことよ。だって柚希ちゃんは、けっして大翔以外には完全に心を許さないから。
ちゃんと一定の距離を保ってるでしょ?
男が勝手に勘違いして盛り上がって、撃沈するってことよ。だから柚希ちゃんは、今まで通りで十分なのよ!」
柚希「宗ちゃん、広子さん…」
宗一郎「柚ちゃんは、そのままでいて?」
柚希「はい」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
一方の大翔達。
シン「ボス!連れてきました」
将大「ん」
鈴田「君は……花井の…」
竜王組の本部・事務所。
将大は奥のデスクチェアに深く座っている。
デスクに中也が腰かけ、大翔は窓の前で手を組みもたれかかっている。
三人共、近寄りがたい雰囲気を醸し出している。
将大「そこ、座って?」
将大が顎で、デスク前のソファを差した。
鈴田「いや、ここで…」
あまりにも恐ろしい三人を前に、ドアの前から動けない鈴田。
中也「早く座れよ、おっさん!」
大翔「とっとと話、終わらせようぜ……最低な年上」
今にも飛びかかりそうな、大中兄弟。
将大「おい、大中!約束だ!そこから動くな!」
大翔「シン!煙草ある?」
シン「はい!」
中也「俺も」
大中が煙草を咥えると、シンが火をつけた。
大翔「煙草、吸い終わる前に話つけろよ、将大」
将大「早く座れよ。大中を止めるのは大変なんだから」
シン「早くしろ!!」
鈴田「は、はい!」
漸く、鈴田はソファに腰かけたのだった。
ちゃんと一定の距離を保ってるでしょ?
男が勝手に勘違いして盛り上がって、撃沈するってことよ。だから柚希ちゃんは、今まで通りで十分なのよ!」
柚希「宗ちゃん、広子さん…」
宗一郎「柚ちゃんは、そのままでいて?」
柚希「はい」
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一方の大翔達。
シン「ボス!連れてきました」
将大「ん」
鈴田「君は……花井の…」
竜王組の本部・事務所。
将大は奥のデスクチェアに深く座っている。
デスクに中也が腰かけ、大翔は窓の前で手を組みもたれかかっている。
三人共、近寄りがたい雰囲気を醸し出している。
将大「そこ、座って?」
将大が顎で、デスク前のソファを差した。
鈴田「いや、ここで…」
あまりにも恐ろしい三人を前に、ドアの前から動けない鈴田。
中也「早く座れよ、おっさん!」
大翔「とっとと話、終わらせようぜ……最低な年上」
今にも飛びかかりそうな、大中兄弟。
将大「おい、大中!約束だ!そこから動くな!」
大翔「シン!煙草ある?」
シン「はい!」
中也「俺も」
大中が煙草を咥えると、シンが火をつけた。
大翔「煙草、吸い終わる前に話つけろよ、将大」
将大「早く座れよ。大中を止めるのは大変なんだから」
シン「早くしろ!!」
鈴田「は、はい!」
漸く、鈴田はソファに腰かけたのだった。