丸重城の人々～後編～

大翔｢柚～｣
中也｢柚希～おせーよ！｣
玄｢姫～何か飲む？なんでも買ってあげるよ？｣
将大｢てか、その水着…////｣
泰成｢か、可愛い……////｣
流風｢姫、もっとよく見せて！｣

柚希｢へ？｣
響子｢キモいよ！男共！｣
篤子｢下心丸出しで、ウザい！｣
文乃｢将大まで顔赤くして、最低ね！｣
恵麻｢皆さん、柚姫をなんだと思ってんすか！？｣

英里｢凄い…軍団……｣

響子｢てか、早く行こ？｣
将大｢そうだな！｣

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全員｢｢｢水深165！！？｣｣｣

柚姫｢私より、15cmも高い……｣
響子｢てか、将大のプールと変わんないじゃん！｣
篤子｢あっちの方見てきたけど、全部160以上はあるみたい！｣
文乃｢柚姫以外はなんとかなるでしょ？｣
恵麻｢そうですね｣
英里｢柚希、大丈夫？｣

大翔｢大丈夫だ。柚は俺が抱っこしてやる！｣
中也｢えー！俺が抱っこしたい！｣
将大｢響子は大丈夫だろ？
抱っこしてやろうか？｣
響子｢結構！｣

玄｢それよりも、あの川下りしようよ！
ちょうど12人だし！｣

全員で川下りの列に並ぶ、一行。
中也｢結構、高いとこから下りるみたいだな！｣
玄｢そうだね、結構上まで上がってくね！｣
泰成｢まぁ、スリルがあっていいんじゃね？｣
流風｢姫は、大丈夫なの？｣
将大｢柚希ちゃんは？｣
大翔｢ここ｣
大翔が自分の後ろを指差す。
柚希は固まり、大翔の背中にしがみついていた。

柚希(まだ上まで上がるの？)
響子｢柚希、大丈夫？｣

柚希(え？誰も怖いと思わないの？)
英里｢柚希？｣

柚希(誰か、やっぱ止めよとか言わないかな……)
篤子｢柚希！？｣

柚希(でもせっかくみんな楽しんでるのに、空気悪くするのダメだよね……)
文乃｢柚姫ーー？聞こえてる？｣

柚希(いやいや、無理をした方が迷惑よね？)
恵麻｢聞いてませんね。やっぱ怖いんじゃないすか？｣

柚希(ヤバ…足が震えてきた……)