丸重城の人々~後編~
響子の凄まじい雰囲気に、従業員はビビっている。
玄「完全にキレてる…」
泰成「久しぶりに見たな、響鬼」
流風「姫は、放心状態だね…」
将大「ほら、響子!手を貸すから降りろ!」
響子「ん。ありがと」
中也「柚希も、早く降りねぇと。
次がつかえるよ!」
柚希「………」
英里「柚希?」
文乃「柚姫、動けないんじゃない?」
恵麻「柚姫、私が支えますから降りましょう!」
恵麻が手を差しのべる。
柚希「………」
篤子「翔、抱えて降ろしてあげた方がよくない?」
大翔「だな」
大翔が柚希を抱き上げ、プールサイドに下ろした。
しかしそのまま柚希は、ペタンとへたりこんだのだ。
大翔「柚?大丈夫か?」
柚希「大翔ぉ、立てない…」
大翔「まさか…」
柚希「腰、抜けた…」
響子「柚希、怖かったねぇ……」
響子が柚希の横に座り、話しかける。
柚希「うん、これで一番前が怖くないって嘘だよね…!?響ちゃん!」
響子「そうよ!あり得ない!
そこの従業員!こえーじゃん!嘘つくな!」
従業員「いえ、でも…後ろに行く程、スリルが増すので……」
響子「はぁぁ?
泰成と流風は、ピンピンしてんじゃん!」
従業員「そう言われても……」
かなりビビりながら、呟くように受け答えする従業員。
響子「あ?聞こえねぇよ…!?
柚希なんか、腰抜かしてんじゃん!」
従業員「ですから!ちゃんと注意書にもあるように“かなり”スリリングを書いて━━━━━━」
響子「はぁぁ?私が悪いって言いてぇのかよ!?」
従業員「いえ……」
将大「響子!!!」
かなり怖かったらしく、怒りが収まらない響子。
そこに将大の声が響く。
玄「完全にキレてる…」
泰成「久しぶりに見たな、響鬼」
流風「姫は、放心状態だね…」
将大「ほら、響子!手を貸すから降りろ!」
響子「ん。ありがと」
中也「柚希も、早く降りねぇと。
次がつかえるよ!」
柚希「………」
英里「柚希?」
文乃「柚姫、動けないんじゃない?」
恵麻「柚姫、私が支えますから降りましょう!」
恵麻が手を差しのべる。
柚希「………」
篤子「翔、抱えて降ろしてあげた方がよくない?」
大翔「だな」
大翔が柚希を抱き上げ、プールサイドに下ろした。
しかしそのまま柚希は、ペタンとへたりこんだのだ。
大翔「柚?大丈夫か?」
柚希「大翔ぉ、立てない…」
大翔「まさか…」
柚希「腰、抜けた…」
響子「柚希、怖かったねぇ……」
響子が柚希の横に座り、話しかける。
柚希「うん、これで一番前が怖くないって嘘だよね…!?響ちゃん!」
響子「そうよ!あり得ない!
そこの従業員!こえーじゃん!嘘つくな!」
従業員「いえ、でも…後ろに行く程、スリルが増すので……」
響子「はぁぁ?
泰成と流風は、ピンピンしてんじゃん!」
従業員「そう言われても……」
かなりビビりながら、呟くように受け答えする従業員。
響子「あ?聞こえねぇよ…!?
柚希なんか、腰抜かしてんじゃん!」
従業員「ですから!ちゃんと注意書にもあるように“かなり”スリリングを書いて━━━━━━」
響子「はぁぁ?私が悪いって言いてぇのかよ!?」
従業員「いえ……」
将大「響子!!!」
かなり怖かったらしく、怒りが収まらない響子。
そこに将大の声が響く。