丸重城の人々~後編~
中也「じじぃ!柚希に触ったの?」
男性「は?…んなわけないだろ!?その女の勘違いだろ!自意識過剰だ!」

玄「は?姫が嘘ついたっつうの?」
泰成「へぇー、それはそれでムカつくな!」
流風「じゃあ、そのカメラは何?」
男性「え……」
将大「貸せ!すぐシンに確認させる!」
響子「早く渡しなさいよ!」
篤子「じじぃ!!早くして!!」
文乃「それとも、ここで痛い目みる?」
恵麻「早くしろ!!」

恐る恐る将大に渡す、男性。
近くに控えていたシンに渡す。
シン「急いで確認して、お知らせしますっ!」

大翔「なぁ、おっさん」
男性「ヒッ!!!」
大翔が静かに近づき、凄まじい闇の雰囲気を醸し出しながら耳打ちした。
大翔「柚の尻、どうだった?」
男性「は?」
大翔「柚ってさ、びっくりする程細いのに尻は大きいんだよ。だから触り心地、めっちゃいいんだよなぁ!
本人は嫌がってるけど、俺は一番好きなパーツなんだよ。おっさんも、気持ちよかっただろ?」

男性「あ、あぁ…」
ガッ━━━━!!!
男性「うぅっ……!!!」
大翔「やっぱ、触ったんじゃねぇか!!」
大翔は一瞬で、男性の口元を掴み上げた。

中也「やっぱり!」
玄「最低なじじぃだな」
泰成「地獄行きだ!」
流風「写真は?」
将大「ちょうど、シンが画像送ってきた」

シンからの添付画像を見て、みんなは驚愕する。
柚希はもちろんのこと、響子、英里、篤子、文乃、恵麻、その他の女性の色んな水着画像が撮られていたのだ。
大翔「お前、常習かよ!!?」
中也「救い用のない、スケベじじぃだな!!」
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