丸重城の人々~後編~
大翔「………って、言うとでも思った?」
男性「え……」
将大「お前、救いようのないバカだな!!」
中也達みんなも、笑っている。
響子「私達が見せたくないのは、殴ったりしてる姿」
中也「柚希は、残忍な現場なんて見飽きる程見てきてる」
玄「俺達はね、姫を守る為に何度も戦ってきたから!」
泰成「姫は狙われやすいからね!」
流風「毒蜘蛛とシスルの弱点みたいに思われてたから」
男性「なぜ、そのまであの子を守るんだ?犯罪を犯してまで……」
篤子「柚希は、私達の癒しだから!」
文乃「私達が傷つけられると、涙をながしながら一緒に戦ってくれてた」
恵麻「私等が裏切っても、本当は素敵な人だからって頑なに離れず、いつも味方でいてくれた唯一の女だからだ!」
大翔「あの小さな身体で、庇ってくれてたな」
中也「足なんか凍えるみたいにガクガクしてんのに、絶対離れなかったもんな!」
玄「私も守りたいって、よく言ってたよね!」
泰成「そうそう。庇いきれてないのに、敵の前に立ちはだかって守ろうとしてた」
流風「で、最後は必ず気絶するんだよな。あまりの恐怖で……そしてまた、克服が遠ざかる」
響子「それでも、私達から離れなかった」
将大「俺は柚希ちゃんに、本気で叱られた」
大翔「え?柚に?」
将大「響子を裏切った時、あの柚希ちゃんが一人で俺のとこに来たんだ」
中也「一人で!?」
将大「あぁ。
“なんで、響ちゃんを傷つけるようなことしたんですか!?それに!奥さんも傷つけてるじゃないですか!?二人とも、将大さんの大切な女性なんですよね?二人の人を同時に傷つけて……最低です!
こんなことしても、誰も幸せになれない!
将大さんも、幸せになれないじゃないですか!?
私は何もできない臆病者だけど、響ちゃんや仲間のみんなを傷つける人とは戦います!”って!
凄い剣幕だった」
男性「え……」
将大「お前、救いようのないバカだな!!」
中也達みんなも、笑っている。
響子「私達が見せたくないのは、殴ったりしてる姿」
中也「柚希は、残忍な現場なんて見飽きる程見てきてる」
玄「俺達はね、姫を守る為に何度も戦ってきたから!」
泰成「姫は狙われやすいからね!」
流風「毒蜘蛛とシスルの弱点みたいに思われてたから」
男性「なぜ、そのまであの子を守るんだ?犯罪を犯してまで……」
篤子「柚希は、私達の癒しだから!」
文乃「私達が傷つけられると、涙をながしながら一緒に戦ってくれてた」
恵麻「私等が裏切っても、本当は素敵な人だからって頑なに離れず、いつも味方でいてくれた唯一の女だからだ!」
大翔「あの小さな身体で、庇ってくれてたな」
中也「足なんか凍えるみたいにガクガクしてんのに、絶対離れなかったもんな!」
玄「私も守りたいって、よく言ってたよね!」
泰成「そうそう。庇いきれてないのに、敵の前に立ちはだかって守ろうとしてた」
流風「で、最後は必ず気絶するんだよな。あまりの恐怖で……そしてまた、克服が遠ざかる」
響子「それでも、私達から離れなかった」
将大「俺は柚希ちゃんに、本気で叱られた」
大翔「え?柚に?」
将大「響子を裏切った時、あの柚希ちゃんが一人で俺のとこに来たんだ」
中也「一人で!?」
将大「あぁ。
“なんで、響ちゃんを傷つけるようなことしたんですか!?それに!奥さんも傷つけてるじゃないですか!?二人とも、将大さんの大切な女性なんですよね?二人の人を同時に傷つけて……最低です!
こんなことしても、誰も幸せになれない!
将大さんも、幸せになれないじゃないですか!?
私は何もできない臆病者だけど、響ちゃんや仲間のみんなを傷つける人とは戦います!”って!
凄い剣幕だった」