丸重城の人々~後編~
大翔「柚が、みんなといたいって言うから」
中也「柚希が仲良くしてって言うから」
玄「姫がいるから。姫がいるとこに俺もいたい」
響子「私も柚希とは、ずっと一緒にいたいって思ってるから、将大に引っ越してもらったのよ」
三島「大丈夫だよ。俺は君達から姫を奪いたいんじゃない。そんなことしても、柚希ちゃんを悲しませるだけだから。
ただ、権利が欲しかっただけ!」
大翔「は?権利?」
三島「柚希ちゃんと普通に話をする権利、頬に触れる、頭を撫でる。
そうゆう、ごく普通の権利が欲しい」
大翔「話をするなとは言わない。
でも、触るのはダメだ!
ほんとは、コイツ等でも嫌なのに…」
三島「いいでしょ?頬に触れたり、頭を撫でるくらい!別に、キスしたいとか言ってるわけじゃ━━━━━━」
その時、柚希が三島の手を握った。
三島「え?柚希…ちゃん…?」
柚希「大翔!手!」
大翔「は?それより、ソイツの手を離せよ!」
柚希「うるさい!手!私の為なら何でもするんでしょ?」
しかたなく柚希に、手を差し出す大翔。
その大翔の手を三島の手に合わせた。
大翔・三島「は?」
柚希「次、中也くんも!玄さんも!響ちゃんも!手を貸して!」
柚希の剣幕に、三人も手を差し出した。
そしてみんなの手を重ねた柚希。
柚希「お願い!私の為で構わないから、みんな仲良くして!喧嘩なんかしないで!
私はみんなと、楽しく暮らしたい!
どうしても怖くて難しいけど、本当はもっと沢山の人達と大勢で楽しく暮らしたいの!
だから、お願い!!
こんな風にいがみ合ったりしないで!」
柚希は泣いていた。
柚希にとって、みんなは家族同然。
そんなみんなは、信用し合っていない。
こんなに悲しいことはない。
中也「柚希が仲良くしてって言うから」
玄「姫がいるから。姫がいるとこに俺もいたい」
響子「私も柚希とは、ずっと一緒にいたいって思ってるから、将大に引っ越してもらったのよ」
三島「大丈夫だよ。俺は君達から姫を奪いたいんじゃない。そんなことしても、柚希ちゃんを悲しませるだけだから。
ただ、権利が欲しかっただけ!」
大翔「は?権利?」
三島「柚希ちゃんと普通に話をする権利、頬に触れる、頭を撫でる。
そうゆう、ごく普通の権利が欲しい」
大翔「話をするなとは言わない。
でも、触るのはダメだ!
ほんとは、コイツ等でも嫌なのに…」
三島「いいでしょ?頬に触れたり、頭を撫でるくらい!別に、キスしたいとか言ってるわけじゃ━━━━━━」
その時、柚希が三島の手を握った。
三島「え?柚希…ちゃん…?」
柚希「大翔!手!」
大翔「は?それより、ソイツの手を離せよ!」
柚希「うるさい!手!私の為なら何でもするんでしょ?」
しかたなく柚希に、手を差し出す大翔。
その大翔の手を三島の手に合わせた。
大翔・三島「は?」
柚希「次、中也くんも!玄さんも!響ちゃんも!手を貸して!」
柚希の剣幕に、三人も手を差し出した。
そしてみんなの手を重ねた柚希。
柚希「お願い!私の為で構わないから、みんな仲良くして!喧嘩なんかしないで!
私はみんなと、楽しく暮らしたい!
どうしても怖くて難しいけど、本当はもっと沢山の人達と大勢で楽しく暮らしたいの!
だから、お願い!!
こんな風にいがみ合ったりしないで!」
柚希は泣いていた。
柚希にとって、みんなは家族同然。
そんなみんなは、信用し合っていない。
こんなに悲しいことはない。