丸重城の人々～後編～

【BBQ】

宗一郎｢あ！そうだ！
みんなでBBQでもしようか！
パパの奢りだよ！！｣

宗一郎の突然の提案で、庭でBBQをすることになった。
野宮や秋田、基山達ファンは大翔が帰らせ、広子、英里、将大を呼び寄せた。

宗一郎｢スグルと悟志、手伝って！｣
スグル・悟志｢はい！｣
広子｢貴方達、ほんといい子ね！｣
宗一郎｢そうだよね！こんな子だったら、よかったね！｣

大中兄弟｢悪かったな！こんな悪い子で！！｣
玄｢フフ…確かに悪い子だよね！兄弟｣
将大｢俺からすりゃあ、可愛いぞ！兄弟｣
泰成｢でも丸くなったよな？兄弟｣
流風｢そうだね！高校の頃は、そりゃもう…最低な兄弟だったもんね！｣

宗一郎｢そう思うなら、手伝いなさい！
大きな子ども達！｣
広子｢そうよ！六人揃って、煙草を咥えちゃって！
みっともない！！｣

大翔｢めんどくせー｣
中也｢きつい｣
玄｢ウザい｣
泰成｢右に同じく｣
流風｢左に同じく｣
将大｢待って！後、一本だけ！｣
大翔｢スグル、肉持って来て！｣
中也｢俺も～｣
玄｢俺は酒！｣
泰成｢俺は、どっちも！｣
流風｢俺は肉がいい！｣

広子｢最低の大人ね！｣
宗一郎｢情けねぇ…｣
広子｢二人共、持って行かなくていいわよ！｣
スグル｢でも…｣
悟志｢後が怖いっす！｣
宗一郎｢大丈夫。柚ちゃんがいるから！｣

スグル・悟志｢え？｣
宗一郎｢まぁ、見てなよ！！｣

柚希｢お野菜、切ってきました｣
広子｢ありがとう！｣
響子｢てか、大達は何もしてないじゃん！｣
篤子｢アイツ等、高校生にさせて何もしてないの？｣
文乃｢最低ね！｣
恵麻｢情けないっす！｣
英里｢………カッコ悪い｣
宗一郎｢柚ちゃん、説教してきて！｣

柚希｢はい！｣