丸重城の人々～後編～

響子｢でも、薬を飲んでる限りは妊娠もできないんでしょ？｣
柚希｢うん…｣
篤子｢やっぱ、不安？｣
文乃｢最近の柚姫、比較的普通に人と接することできてんじゃん！
初対面の人と話せないのは、人見知りみたいなもんでしょ？｣
恵麻｢人見知りの人は、普通にいますよ？｣

柚希｢うん。そうだよね……｣
柚希が俯き、場がシーンと暗くなる。
響子｢あーもー、やめやめ！
せっかく楽しいランチなのに！｣
篤子｢そうね！｣

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その後も楽しく、話をしている柚希達。
男1｢お姉さん達、可愛いね～！｣
男2｢俺等と、一緒しない？｣
男3｢ケーキでも奢るよ？｣

響子｢ウザい｣
篤子｢消えて｣
文乃｢キモい｣
恵麻｢早く、向こうに行け！｣
柚希は目を合わさないように、響子にしがみついた。

男1｢ひでー｣
男3｢いいじゃん！遊ぼうよぉ｣
男2｢昼から飲める、いい店知ってんだよ！
行こうよぉ！｣

響子｢だからぁ！ウザいんだよ！？｣
男1｢あ？なんだよ、この女｣
篤子｢早く消えな！｣
文乃｢私達が、抑えてる間に｣
恵麻｢じゃないと、痛い目みるよ…お前等｣

男2｢はぁ？
まさか、女のクセに俺等とやんの？｣
男3｢俺等、黒尾だよ？｣
響子｢何、それ？｣
篤子｢さぁ？｣
文乃｢あー最近、粋がってる暴走族でしょ？｣
恵麻｢でも全然みたいっすよ？｣
文乃｢今は、昔みたいなのはいないみたいよ？｣

篤子｢逆よ！翔達が強すぎたのよ！｣
文乃｢あーそうかも？｣
恵麻｢翔さん達五人は、伝説の五大幹部ですもんね！｣
篤子｢あと、響子もね！｣

文乃｢そうね。六人揃ったら、もう…鬼に金棒どころじゃなかったもんね！｣