丸重城の人々~後編~
外に出た恵麻と男三人。

恵麻によって、瞬殺で倒された男達。
恵麻「おらっ!立てよ!!
まだまだ、相手してやるから!」
男1「もう…勘弁してください…」
恵麻「は?お前等、さっきまで威張ってただろ?」
男2「ほんとにもう……」
恵麻「はぁー、私程度でそんなこと言ってたら、響子さん達なんてヤバいぞ」

男3「え……」
恵麻「震えてた女性以外の三人は、私なんか遠く及ばない位に強いよ」
男1「マジで……」
恵麻「もういいから、行け!!」
そう言って、店に戻った恵麻だった。

柚希「あ!恵麻ちゃん、大丈夫?」
恵麻「はい!全然問題ないっす!」
柚希「ほんと?怪我は?ごめんね!私、何もできなくて……」
恵麻「フフ…やっぱ、柚姫だ!」
柚希「え?」
恵麻「ううん。何もない!」
柚希「え?え?何?」
恵麻「何もなーい!」
柚希「えーー!!」

それからしばらくして、店を出た柚希達。
男4「コイツ等?」
柚希「え?なんでいるの……?」
さっきの男達に加え、もう一人増えて四人の男が店の前で待っていた。
柚希はまた、響子にしがみつく。

男1「はい。あそこにいる大きい女っす!」
恵麻「あ?確かに私はでかいけど、お前に言われたくない」
男4「まぁいいや!俺とタイマンはれや!」
恵麻「は?もう…いいよ……飽きた…どうせ弱いんだろうし……」
男4「は?」
響子「柚希が怖がってる。もう行くよ!」
篤子「そうね」
男達を無視し、去ろうとする柚希達。

男4「おい!デブ!!尻尾巻いて逃げんのか!?」
恵麻「あ?」
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