丸重城の人々~後編~
大翔「てか!柚、どうやって来たの?」
柚希「え?歩いてきた」
大翔のデスク前のソファに座り、待機している柚希。
大翔「ちげーよ!
誰と来たのかって聞いてんの!!」
柚希「一人」
大翔「あ、一人か!
…………って、はぁぁ!?バカか!!危ねぇじゃん!
それに大丈夫だったのかよ!?」
柚希「身体震えたけど、とにかく大翔に会いたい一心だったの!」
大翔「………」
柚希「大翔?」
大翔「柚ってさ……ほんと…強いよな…!」
柚希「え?」
大翔「外は暗い上にこんな人の多い街を、俺に会いたい一心で震えながら来たんだろ?
強いよ!!」
そして屋敷に帰りついた大翔と柚希。
柚希「大翔、お仕事お疲れ様」
大翔「うん、柚」
柚希「ん?」
大翔「ごめんな…今日は、いっぱい傷つけて……」
柚希「ううん。私がワガママ言ったから…」
大翔「違うんだ!」
柚希「え?」
大翔「ほんとは、スゲー嬉しかったんだよ?
柚が、行かないでって言ってくれたこと。
離れたくないってワガママも。
あのまま、抱き締めて放れたくなかった。
でも…仕事だし……ちゃんとしなきゃなと思って…」
柚希「うん。
でももう、甘えるのやめる」
大翔「えー、なんで!?可愛いのにぃ」
柚希「大翔を困らせるから。
それは嫌!私は年上だから、しっかりしなきゃ!」
大翔「………柚」
柚希「ん?」
大翔「俺って、頼りない?」
柚希「ううん。頼りにしてるよ!
さっきのお仕事してる姿も、カッコよかった!
大翔がお仕事してる姿、見たことなかったから…
新鮮だったなぁ」
大翔「だったら、もっと甘えてよ!
離れたくないって甘えて?
行かないでって、俺の腕掴んで?
私もついていくって、俺にしがみついてよ!」
柚希「いいの?ウザくない?」
大翔「うん、むしろ可愛い!」
柚希「邪魔じゃない?」
大翔「柚が邪魔なんて、あり得ない!」
柚希「……じゃあ、もう…離さないで?
一人にしないで?」
柚希は、意をけして見上げ言った。
柚希「え?歩いてきた」
大翔のデスク前のソファに座り、待機している柚希。
大翔「ちげーよ!
誰と来たのかって聞いてんの!!」
柚希「一人」
大翔「あ、一人か!
…………って、はぁぁ!?バカか!!危ねぇじゃん!
それに大丈夫だったのかよ!?」
柚希「身体震えたけど、とにかく大翔に会いたい一心だったの!」
大翔「………」
柚希「大翔?」
大翔「柚ってさ……ほんと…強いよな…!」
柚希「え?」
大翔「外は暗い上にこんな人の多い街を、俺に会いたい一心で震えながら来たんだろ?
強いよ!!」
そして屋敷に帰りついた大翔と柚希。
柚希「大翔、お仕事お疲れ様」
大翔「うん、柚」
柚希「ん?」
大翔「ごめんな…今日は、いっぱい傷つけて……」
柚希「ううん。私がワガママ言ったから…」
大翔「違うんだ!」
柚希「え?」
大翔「ほんとは、スゲー嬉しかったんだよ?
柚が、行かないでって言ってくれたこと。
離れたくないってワガママも。
あのまま、抱き締めて放れたくなかった。
でも…仕事だし……ちゃんとしなきゃなと思って…」
柚希「うん。
でももう、甘えるのやめる」
大翔「えー、なんで!?可愛いのにぃ」
柚希「大翔を困らせるから。
それは嫌!私は年上だから、しっかりしなきゃ!」
大翔「………柚」
柚希「ん?」
大翔「俺って、頼りない?」
柚希「ううん。頼りにしてるよ!
さっきのお仕事してる姿も、カッコよかった!
大翔がお仕事してる姿、見たことなかったから…
新鮮だったなぁ」
大翔「だったら、もっと甘えてよ!
離れたくないって甘えて?
行かないでって、俺の腕掴んで?
私もついていくって、俺にしがみついてよ!」
柚希「いいの?ウザくない?」
大翔「うん、むしろ可愛い!」
柚希「邪魔じゃない?」
大翔「柚が邪魔なんて、あり得ない!」
柚希「……じゃあ、もう…離さないで?
一人にしないで?」
柚希は、意をけして見上げ言った。