丸重城の人々~後編~
サク「そう…か…」
柚希「はい
でも……」
サク「ん?」
柚希「響ちゃん、サクさんのことスッゴく頼りにしてるんですよ!」
サク「え?」
柚希「前に言ってました。
サクは私の右腕だから!って!
響ちゃんのサポートをしっかりしてくれるから、助かってるって!だから、自信もってください!」
サクを見上げ、微笑む柚希。
ちょうど丸重城の前に着いた。
【柚希ちゃんって、不思議なんだよなぁ】
微笑む柚希を見て、サクは三島の言葉を思い出した。
サクと三島、クラブ従業員内での唯一の男二人。
プライベートでも、たまに二人で飲みに行ったりして色々話す。
その時に話したことを思い出したのだ。
【柚希ちゃんって確かに可愛いけど、外見を見るとママの方が断然綺麗だろ?
なのに、内面っていうのかな?
中身を知ると、どんどん心が奪われてくんだ】
と、三島が言っていた。
もちろんサクも、柚希のことは可愛いと思っている。
でも最初から響子に惚れている為、可愛い後輩のような感覚だった。
しかしこの微笑みながら言った言葉を聞き、確かに心をグッと持っていかれた感覚がしたのだ。
無意識だった━━━━━━
サク自身も自分ではわからない内に、柚希を抱き締めていた。
柚希「え……サク…さ…」
サク「………」
柔らかい。
なんだか甘い匂いがする……とサクはしばらく無言で抱き締めていた。
柚希「嫌!離し…て、くださ……」
次第に身体が震えてくる柚希。
必死にもがく。
そしてサクは一度腕を緩め、柚希の顔を覗き込んだ。
口唇をなぞる。
柚希「え……サクさ…ンンン━━━!!!!」
口唇を奪っていた。
宗一郎「人ん家の前で、何…サカってんの?」
柚希「はい
でも……」
サク「ん?」
柚希「響ちゃん、サクさんのことスッゴく頼りにしてるんですよ!」
サク「え?」
柚希「前に言ってました。
サクは私の右腕だから!って!
響ちゃんのサポートをしっかりしてくれるから、助かってるって!だから、自信もってください!」
サクを見上げ、微笑む柚希。
ちょうど丸重城の前に着いた。
【柚希ちゃんって、不思議なんだよなぁ】
微笑む柚希を見て、サクは三島の言葉を思い出した。
サクと三島、クラブ従業員内での唯一の男二人。
プライベートでも、たまに二人で飲みに行ったりして色々話す。
その時に話したことを思い出したのだ。
【柚希ちゃんって確かに可愛いけど、外見を見るとママの方が断然綺麗だろ?
なのに、内面っていうのかな?
中身を知ると、どんどん心が奪われてくんだ】
と、三島が言っていた。
もちろんサクも、柚希のことは可愛いと思っている。
でも最初から響子に惚れている為、可愛い後輩のような感覚だった。
しかしこの微笑みながら言った言葉を聞き、確かに心をグッと持っていかれた感覚がしたのだ。
無意識だった━━━━━━
サク自身も自分ではわからない内に、柚希を抱き締めていた。
柚希「え……サク…さ…」
サク「………」
柔らかい。
なんだか甘い匂いがする……とサクはしばらく無言で抱き締めていた。
柚希「嫌!離し…て、くださ……」
次第に身体が震えてくる柚希。
必死にもがく。
そしてサクは一度腕を緩め、柚希の顔を覗き込んだ。
口唇をなぞる。
柚希「え……サクさ…ンンン━━━!!!!」
口唇を奪っていた。
宗一郎「人ん家の前で、何…サカってんの?」