丸重城の人々～後編～

響子と玄が帰って来るのを待ち、屋敷を出た大翔達。

響子｢まぁ、ここは任せて！広さんと英里さん、柚希位は守れるから！｣
政喜｢俺もいるよ｣

将大｢頼む｣

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赤虎組へ行く途中の車内。

玄｢赤虎組ってさ、残忍な奴等だろ？
女・子どもも平気で殺す｣
将大｢あぁ｣
宗一郎｢竜王と正反対だな｣
将大｢まぁね。うちは、女と子どもだけは手を出さないって信念があるからな！
だから、俺は入った。オヤジの女を守る姿に心射たれたから。政喜もそうだっつてたな｣

宗一郎｢竜之介は女好きだからね。昔から｣

赤虎の組事務所前。
大翔｢へぇー、結構デカイな｣
中也｢そうか？竜王の方がデカくね？｣
赤虎組員｢なんだ、ガキ！？｣

将大｢組長に会わせろ！連絡はいってるはずだろ？｣

組員｢竜王の奴等か｣


中に入ると、ソファに座り女性を両手に抱えた男(赤虎組・組長赤井)がいた。
赤井｢いらっしゃい。
将大、考えてくれた？｣
将大｢は？最初から、手は組まないっつてんだろ！？｣
赤井｢じゃあ…何しに来た？｣
将大｢お前が狙ってる女から、手を退け！！｣

赤井｢あー！柚希ちゃん？
可愛いよなぁ。あれで28歳だと！｣
女1｢あの写真の子？｣
女2｢確かに可愛いわね！｣
赤井｢だろ？あのレベルなら、俺の女にしてあげてもいいかな～！｣

シュッ━━━━━━
パリーーーーン！！！！！