丸重城の人々~後編~
リン「お待たせしました、リンです」
アスカ「アスカです!」

大翔「久しぶり」
中也「俺達のこと、覚えてる?」
リン「あ、ママの家族」
アスカ「柚希ちゃんの旦那様と弟さんですよね?」
将大「お前等、柚希ちゃんを侮辱したんだって?」
玄「そんな女だったんだね…!見損なったよ!」

宗一郎「柚ちゃんを傷つけたって聞いたから」

リン「あれはちゃんと、謝りましたよ。
柚希ちゃんに。許してくれましたよ!」
アスカ「話してみると、とってもいい女性だったし!」
リン「この前なんか、ママと四人でランチしたんですから!」

大中兄弟「は?」
大翔「聞いてねぇ…」
中也「俺も」
将大「そうか、だったらいいよ」
玄「良かった。姫が許してるならいいや!」
宗一郎「それなら、楽しく飲もう!」
リン「えぇ!」
アスカ「何飲みます?」
それからはいいお酒の席で、雰囲気もよくなる。

しばらく経った頃。
男「こんばんはぁー!響子ママいる~?」
突然、チンピラが入ってきた。
将大「ん?アイツ等…」
玄「竜王組の傘下?」
将大「あぁ、栄枝か…」
大翔達は、少し離れたVIP席にいる。
まさか、将大がいるなんて思っていない栄枝。

問答無用で暴れだした。
栄枝「ママー!」
近くの椅子を蹴り上げた。
「キャァーーー!!」
将大「ちょっと…行ってくる」
将大が栄枝の方に向かう。

将大「栄枝!!お前、ここが誰の店かわかってやってんの?」
栄枝「え……わ、若!?
なんで!?」
将大「お前、一人?」

栄枝「あ、いえ…ヤバい…」
将大「は?」
すると急に、数人の栄枝の部下達が鉄の棒などを持って現れた。
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