丸重城の人々～後編～

そして宗一郎が用を済ませ出てくる。
その間、大翔達は煙草を吸っていた。

宗一郎｢まだいんの？ガキ！
早く帰れ！！｣
学生1｢あ？じじぃ！関係ねぇだろ？消えろ！｣
宗一郎｢あ？じじぃだと！？
お前等みたいなガキに言われる筋合いねぇ！
特別に送っててやるから、家どこだ？｣
学生2｢は？ほっとけよ！｣
宗一郎｢あ？ほっておいて、お前等がなんかあったら責任感じるだろ？｣
学生3｢だから！関係ねぇ！｣
宗一郎｢それとも、警察呼ぶか？その方が困んだろ？
少くとも、大翔と中也は嫌がってたな！
俺と広ちゃんも嫌だったし！親も大変なんだぞ！｣

学生1｢だから！うるせー！！｣
学生1が宗一郎の胸ぐらを掴む。

大翔｢もう、やめろ！！｣
中也｢ガキ！じじぃを離せ！｣
玄｢宗おじも！いいじゃん！ほっておいてやって！
色々あんだろうから！｣

学生2｢あ？おっさん達もなんだよ！？｣
大中・玄｢おっさん！！？｣
大翔｢おい！おっさんってなんだ！？｣
中也｢どう見ても、俺と二つ三つしか変わんないじゃん！｣
玄｢さすがに酷いよ！｣

将大｢おい！大翔達まで……！！｣

大翔達も学生達に凄みだし、三対三でいがみ合ってしまう。
学生1｢やんの？｣
学生2｢俺達を、ガキだからってバカにすると痛い目見るよ？｣
学生3｢謝るなら今の内だよ｣
大翔｢それ、こっちのセリフ｣
中也｢てか、謝っても許さねぇ…｣
玄｢早く殺ろ？｣

宗一郎｢おい！ガキ共！！やめろ！！｣