丸重城の人々~後編~
宗一郎「今日は泊まらせる。
相手してやれ!」
大翔達「はぁぁ?」

宗一郎「さっき広ちゃんには、許可得た。
迎えに来るにも、今遠くにいるからどっちにしても明日朝になるらしい」

学生1「なんか…空気、重くね?」
学生2「こえーよ…」
学生3「俺達、さっきなんで喧嘩売れたのか自分で自分が不思議だ……」
学生達は、かなりビビっていた。

それもそのはず。
大翔達五人は煙草を吸い、大翔・中也・将大はかなり機嫌が悪い。
玄と宗一郎は、マイペースにウイスキーを飲んでいる。
大翔「柚に会いたい」
中也「柚希、起きてるかな?」
将大「もう、1時だぞ!寝てるだろ!?」
玄「君達って、彼女いんの?その制服…◯◯高だよね?」
大翔「じゃあ、柚と同じ高校じゃん!」
宗一郎「柚ちゃん、そうなんだ!」
中也「あー確か、そう言ってたな!」
大翔「高校ん時の柚の可愛さ、半端ねぇよ!」
中也「だな!柚希がいたら、高校ちゃんと行ってたかもな!」
玄「なんで知ってんの?」
中也「写真見せてもらったんだよ!
俺等が、家に通ってる時に!」
将大「確か、柚希ちゃんモテモテだったらしいぞ!
響子が言ってた」
玄「じゃあ、当時の彼氏も大変だね!」
大翔「そう言えば、聞いたことねぇな…」
中也「いたのかな?彼氏」

宗一郎「そりゃあ、いるだろ?
ほっておかないだろ?あんな可愛いんだから!
高校生なら、まだ病気もなかっただろうし!」

大翔達「だよな…」
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