丸重城の人々~後編~
仲間達

【毒蜘蛛】

泰成「久しぶり~!大翔!姫!!」
流風「姫だぁ!綺麗になったなぁ!」

柚希「泰成くん、流風くん!久しぶりだね!
元気そう~!」
泰成「姫こそ!」
流風「病気の方はどう?中也には、頑張ってるって聞いたよ!」
柚希「うん、色々あるけど……私なりに頑張ってるつもり!」
流風「そっか!焦らずに、ね?」
泰成「そうだよ!万が一があっても、姫の周りには沢山の人達がいるから!」
柚希「うん!ありがとう!」

響子「泰成、流風!久しぶり!」
泰成「響子も!久しぶり!」
流風「相変わらず、こえーよ!」
響子「そう?」
流風「うん、雰囲気が…!」

広子「みんな、中は入りなさい!」
宗一郎「久しぶり!泰成に、流風!」
泰成「パパじゃん!」
流風「あれ?ホテル暮らしじゃなかったの?
中也から聞いたよ!」

宗一郎「子ども達に会いたくてね!」
玄「二人は宗おじを知ってるの?」
泰成「だって、俺達は大翔と中学からの付き合いだしな!
流風「中・高の時は、息子みたいに世話になったから!
パパと広おばさんには!」
広子「そうよ!警察に四人を引き取りに行ってたんだから!」
宗一郎「あの時は、息子が四人だったね!」

将大「また、ガキが増えた…」
英里「なんだか、凄いメンバー……」

簡単に自己紹介し、鰻と酒で楽しんでいる一行。
英里「泰成さんと、流風さんも毒蜘蛛の刺青あるんですか?」
泰成「あるよ!俺は右腕に」
流風「俺は、左の腕」
柚希「みんな、彫ってる場所が違うんだね?」
大翔「うん」
柚希「どうして?」
大翔「力の差」
柚希「力…?」

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