丸重城の人々~後編~
柚希「響ちゃーん!」
響子「ん?」
柚希「今度同窓会があって、七美先生も来るんだって!一緒に行こ~!」
響子「え!?七美!?会いたい!!」
柚希「でしょ?行こ?」
響子「行く!絶対に!」
英里「会いたいって、元彼さんじゃなくて先生にみたいですね!」
柚希「大翔」
大翔「なんだよ!?」
柚希「なんで、怒ってるの?」
大翔「別に!」
柚希「大翔も一緒に来て?」
大翔「は?同窓会に?」
柚希「うん、先生に紹介したいの。
七美先生はね、私と響ちゃんのお母さんみたいな人なの」
大翔「いいよ」
柚希「ほんと!?ありがとう!」
微笑む柚希の頭を撫でる大翔。
大翔も自然と笑顔になるのだった。
泰成「大翔のあんな笑顔…」
流風「いつ見ても、キモいよね…(笑)」
中也「確かに。兄貴って基本的に冷酷だもんな」
玄「でも、姫にしか見せないけどね(笑)」
将大「でもそれは、ここにいるみんなそうだよね?」
宗一郎「そうだね~!柚ちゃんに怖いとこは見せないもんね~」
英里「でも柚希は凄いですね!」
広子「ん?」
英里「だって、皆さんは元・暴走族とヤクザですよ。
そんな方達が柚希を大切にしている。
色んなことがあっての事でも、やっぱり凄いです。
しかも柚希は、対人恐怖症なのに……
正直一番、怖い人達なのでは?」
中也「だから、見せないんだよ」
英里「え……?」
玄「俺達は、姫の前では“一度も”本当の俺達を見せたことないんだよ」
泰成「そうだね」
流風「大翔は特にそうだよ」
将大「俺も見せたことないよ。一度も!」
宗一郎「パパもだよ!」
広子「響子ちゃんでさえも、柚希ちゃんには“響鬼”を見せたことないって言ってたわよ」
英里は一瞬で、ここにいるみんなの“本当の”怖さを見た気がした━━━━━━━━━
響子「ん?」
柚希「今度同窓会があって、七美先生も来るんだって!一緒に行こ~!」
響子「え!?七美!?会いたい!!」
柚希「でしょ?行こ?」
響子「行く!絶対に!」
英里「会いたいって、元彼さんじゃなくて先生にみたいですね!」
柚希「大翔」
大翔「なんだよ!?」
柚希「なんで、怒ってるの?」
大翔「別に!」
柚希「大翔も一緒に来て?」
大翔「は?同窓会に?」
柚希「うん、先生に紹介したいの。
七美先生はね、私と響ちゃんのお母さんみたいな人なの」
大翔「いいよ」
柚希「ほんと!?ありがとう!」
微笑む柚希の頭を撫でる大翔。
大翔も自然と笑顔になるのだった。
泰成「大翔のあんな笑顔…」
流風「いつ見ても、キモいよね…(笑)」
中也「確かに。兄貴って基本的に冷酷だもんな」
玄「でも、姫にしか見せないけどね(笑)」
将大「でもそれは、ここにいるみんなそうだよね?」
宗一郎「そうだね~!柚ちゃんに怖いとこは見せないもんね~」
英里「でも柚希は凄いですね!」
広子「ん?」
英里「だって、皆さんは元・暴走族とヤクザですよ。
そんな方達が柚希を大切にしている。
色んなことがあっての事でも、やっぱり凄いです。
しかも柚希は、対人恐怖症なのに……
正直一番、怖い人達なのでは?」
中也「だから、見せないんだよ」
英里「え……?」
玄「俺達は、姫の前では“一度も”本当の俺達を見せたことないんだよ」
泰成「そうだね」
流風「大翔は特にそうだよ」
将大「俺も見せたことないよ。一度も!」
宗一郎「パパもだよ!」
広子「響子ちゃんでさえも、柚希ちゃんには“響鬼”を見せたことないって言ってたわよ」
英里は一瞬で、ここにいるみんなの“本当の”怖さを見た気がした━━━━━━━━━