丸重城の人々～後編～

【七美先生】

それから数日後━━━━━━━━

高校の同窓会があり、その中にシスルのメンバーがいた。シスルのメンバーには高校の同級生が多いのだ。
篤子｢柚希！久しぶり！
バイト以来ね！｣
柚希｢篤子ちゃん、あの時はありがとう！｣
篤子｢あれ？翔だ！なんで？｣
柚希｢七美先生に紹介したくて…！｣
大翔｢お前…響子のクラブで働いてんだろ？
この前、いなかったぞ！｣
篤子｢いたわよ！アンタが気づかなかっただけ！｣

文乃｢柚姫と響子だ！久しぶりー！｣
柚希｢文乃ちゃん！｣
響子｢久しぶり！｣
文乃｢あ、翔だ。なんでいんの？｣
大翔｢いちゃわりぃかよ！？｣
文乃｢わりぃよ！｣

恵麻｢響子さん、柚姫！お疲れ様です！｣
響子｢恵麻だ！久しぶり！｣
柚希｢恵麻ちゃんも！久しぶりー！｣
恵麻｢翔さんも、お久しぶりです！｣
大翔｢お前、もういいんじゃね？
そんな風にペコペコしなくて……｣

俊哉｢柚希！｣
柚希｢あ、俊くん！｣
響子｢俊！｣
大翔｢お前か！柚の元彼｣
俊哉｢は？そうゆうお前は誰？｣
柚希｢旦那さんだよ｣
俊哉｢コイツか！｣
睨み合う二人。

柚希｢え……ちょっ…二人共、やめて！｣
響子｢二人共、やめな！｣
大翔｢わかってるよ。
柚、早く先生とやらに会わせて！
で、早々に帰ろ？｣
柚希｢先生、まだみたいなの。
ごめんね…もう少し待って！｣
俊哉｢お前……毒蜘蛛なんだってな！｣
大翔｢は？｣
俊哉｢びっくりだよ！あんな悪魔みたいな連中と柚希が知り合いで、しかも総長と結婚したなんて……｣

響子｢俊！アンタも人のこと言えないでしょ？
不良のクセに！！｣