丸重城の人々~後編~
鈴田「わ、わかった…」
七美「もう…大丈夫だ!花井、ゆっくり深呼吸して!」
七美が柚希の背中をゆっくりさする。
柚希「はぁはぁ……七、美…先生……」
七美「大丈夫…大丈夫……」
大翔「柚?俺だよ!大翔!」
柚希「あ…あ…大翔!」
そこでやっと大翔に気づき、俊哉から離れ大翔に抱きつく、柚希。
今度は大翔が柚希の背中をゆっくりさすったのだった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それからみんなで、居酒屋に移動し飲み直していた。
大翔「七美」
七美「急に、呼び捨てか?
まぁ、いい!
なんだ!?」
大翔「さっきのヤツはなんなんすか?」
七美「最低な年上だ!」
中也「柚希に何をしたんすか?」
七美「私の口からは言えない」
響子「柚希、何なの?」
柚希は頭をぶるぶる振る。
七美「花井が言いたくないと言っている。
お前等は、聞く必要ない!
私も絶対、言わない!
……………ただ、花井」
柚希「はい」
七美「私個人の意見としては、コイツ等には知る権利がある」
柚希「え?」
七美「言ったろ?
毒蜘蛛連中のことはあまりわからないが、少なくとも不良軍団の奴等は、いつもお前を守ってきた奴等だ!
弱いお前をいつも庇い、守ってきた。
川中と武部は特に!
それに大翔は、旦那だろ?」
大翔「柚。
どんなことも“一緒に”乗り越えていこうって言ったじゃん!」
柚希「でも、私の口からは言えない。怖くて……」
七美「だったら、私が言っていいんだな?」
柚希「はい…」
七美「いいか!一つ約束しろ!
絶対!取り乱さない!!
お前等はもう大人だ。約束、できるよな?」
全員「はい」
七美「もう…大丈夫だ!花井、ゆっくり深呼吸して!」
七美が柚希の背中をゆっくりさする。
柚希「はぁはぁ……七、美…先生……」
七美「大丈夫…大丈夫……」
大翔「柚?俺だよ!大翔!」
柚希「あ…あ…大翔!」
そこでやっと大翔に気づき、俊哉から離れ大翔に抱きつく、柚希。
今度は大翔が柚希の背中をゆっくりさすったのだった。
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それからみんなで、居酒屋に移動し飲み直していた。
大翔「七美」
七美「急に、呼び捨てか?
まぁ、いい!
なんだ!?」
大翔「さっきのヤツはなんなんすか?」
七美「最低な年上だ!」
中也「柚希に何をしたんすか?」
七美「私の口からは言えない」
響子「柚希、何なの?」
柚希は頭をぶるぶる振る。
七美「花井が言いたくないと言っている。
お前等は、聞く必要ない!
私も絶対、言わない!
……………ただ、花井」
柚希「はい」
七美「私個人の意見としては、コイツ等には知る権利がある」
柚希「え?」
七美「言ったろ?
毒蜘蛛連中のことはあまりわからないが、少なくとも不良軍団の奴等は、いつもお前を守ってきた奴等だ!
弱いお前をいつも庇い、守ってきた。
川中と武部は特に!
それに大翔は、旦那だろ?」
大翔「柚。
どんなことも“一緒に”乗り越えていこうって言ったじゃん!」
柚希「でも、私の口からは言えない。怖くて……」
七美「だったら、私が言っていいんだな?」
柚希「はい…」
七美「いいか!一つ約束しろ!
絶対!取り乱さない!!
お前等はもう大人だ。約束、できるよな?」
全員「はい」