再会は涙色 ~元カレとの想い溢れる一夜からはじまる物語~
現実
「俺と結婚しても、麻衣に大変な思いたくさんさせると思う。事務所も立ち上げたばっかりだし、それにマスコミに追われたり、過激なファンもいる。今までも、全然身に覚えのないことニュースになったり、プライベートなんて関係なくカメラマンに追われたりしてきた。何がきっかけでSNSが炎上するかわからない。心無い言葉に、俺ですら傷ついたこともいっぱいある。」
「・・・」
抱きしめたまま話を続ける理久。
「もしかしたら、この先俺の歌が誰からも聞かれなくなるかもしれない。曲が作れなくなって、事務所だってつぶれることがあるかもしれない。」
「・・・」
「先のことは全然わからない。」
「・・・」
「麻衣を巻き込むことが怖かった。絶対に守るって決めてるけど、確証なんてどこにもない。それを麻衣が望んでくれなければ、麻衣も覚悟を決めてもらわなければ一緒にいられない。」
「・・・」
理久が少しだけ体を離す。
「一緒にいてほしい。絶対に幸せにする。苦労もかけちゃうかもしれない、嫌な想いもさせるかもしれない。でも、その分幸せにする。」
まっすぐに麻衣を見つめる理久。
「・・・」
抱きしめたまま話を続ける理久。
「もしかしたら、この先俺の歌が誰からも聞かれなくなるかもしれない。曲が作れなくなって、事務所だってつぶれることがあるかもしれない。」
「・・・」
「先のことは全然わからない。」
「・・・」
「麻衣を巻き込むことが怖かった。絶対に守るって決めてるけど、確証なんてどこにもない。それを麻衣が望んでくれなければ、麻衣も覚悟を決めてもらわなければ一緒にいられない。」
「・・・」
理久が少しだけ体を離す。
「一緒にいてほしい。絶対に幸せにする。苦労もかけちゃうかもしれない、嫌な想いもさせるかもしれない。でも、その分幸せにする。」
まっすぐに麻衣を見つめる理久。