再会は涙色  ~元カレとの想い溢れる一夜からはじまる物語~
麻衣はお腹がいっぱいだと知っている稜真。
でもおごってもらう手前全部食べないといけないと思っているのかもしれないと思った稜真は、ふざけながらも麻衣が残していたご飯をすべてたいらげた。

「よし!午後も頑張りますか!」
「うん!」
こうして満腹で会社に戻る二人。

仕事はほかにもたくさんある。

午後からも打ち合わせが続き、麻衣は忙しさで理久のことを考えなくてもいいことに、ありがたいと思いながらいつも以上にペースを上げて仕事をしていく。

でも、すべての仕事が終わり、一人アパートに帰ると思いだしてしまう。
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