再会は涙色 ~元カレとの想い溢れる一夜からはじまる物語~
でも、時々ふと、街を歩いているときに聞こえてくる理久の歌に、麻衣は足をとめそうになる。
街の中には理久のポスターや雑誌、歌声・・・。
避けようとしても避けられないくらい理久の存在が溢れている。
「お前、ちゃんと前見て歩けよ。」
「ごめん」
つい、うつむいて歩いてしまう麻衣に稜真が頭をポンとたたく。
「そういえば瀬波さんのコンサートの打ち合わせ、そろそろ進めないとだな。」
「うん。」
「スケジュールは伝えてあるから返事来ると思うんだけど、向こうは向こうでいろいろ難航してるらしいな。」
「難航?」
「そう。」
麻衣は理久に関する仕事は稜真に話を進めてもらっていてほとんど関わっていない。
次の打ち合わせで、スタイリングが決まればそこに合うヘアメイクを考える予定だった。
街の中には理久のポスターや雑誌、歌声・・・。
避けようとしても避けられないくらい理久の存在が溢れている。
「お前、ちゃんと前見て歩けよ。」
「ごめん」
つい、うつむいて歩いてしまう麻衣に稜真が頭をポンとたたく。
「そういえば瀬波さんのコンサートの打ち合わせ、そろそろ進めないとだな。」
「うん。」
「スケジュールは伝えてあるから返事来ると思うんだけど、向こうは向こうでいろいろ難航してるらしいな。」
「難航?」
「そう。」
麻衣は理久に関する仕事は稜真に話を進めてもらっていてほとんど関わっていない。
次の打ち合わせで、スタイリングが決まればそこに合うヘアメイクを考える予定だった。