甘いキミに、一生愛されたい。

「へー、ラブラブなんだね」

「う、うんっ……！」

　じ、自分で言っちゃうけど……。

「ああ、だからお前はもう奈結には近づくな」

「苺と俺は一生の親友だもんね」

「うん！！覚えててくれたんだねっ……！！」

　小学生卒業の時に、一生親友でいようね、みたいのことを約束したっ！

　まさか、覚えててくれるなんて、う、嬉しいっ……！

「あ！連絡先、あとで交換しよう？」

「そうだね。いいよ」

　やったぁっ……！！

「おい、喋ってないで席つけ〜東、お前は苺谷の後ろだ」

　え！ほ、本当かな？

「はーい」

　ど、どうやら、本当らしいっ……！

　嬉しいなぁっ……！！

「よろしくね、あず」

「よろしく苺」

「チッ」

「？、夜毎？どうしたの？」

　お、怒ってる……？

　と、とてもお怒りのようっ……。

「なんで、俺の奈結なのに、凛音と仲良くしてんの？」

「……？そ、それ、嫉妬……？」

「そうだけど」

　お、俺のっ……奈結っ……！

「あ、あずとは、小さい頃かれ仲良しだったからっ……！」

「小さいって？俺たちに比べたらこれっぽっちもないでしょ？」

「そ、そんな言い方っ……で、でも、夜毎といた時の方が、長いのは、そうだけど、私は、あずは友達として大好きだから」

「じゃあ、友達以上恋人未満ってこと？」

「な、なんで、そうなるのっ」

　と、友達以上なんて、ある訳ないのに。