甘いキミに、一生愛されたい。
「よ、夜毎、私に、うつす?」

「ゴホッはぁ!?」

 あ、れ……?そんなに変なこと言ったかなぁ……?

「じょ、冗談でもよ……せ」

「じょ、冗談じゃないよっ……!?」

 すると、夜毎はほんの少し、本当に少しだけ目を丸くした。

 た、たしかに、ちょっとおバカすぎるかもしれないけれど、私は、風邪とかには、結構耐性がある方だと思う!

「だ、だって、バカは風邪引かないっていうじゃんっ……!!」

「ば、カは、バカだから……ゴホッ風邪引いてることをっ……ケホッ自覚できないんだよ……」

「ええっ……!?そ、そうだったんだっ……!!」

 まさかのことに、結構な動揺をする。

「んぐっ……気持ち悪い……」

「だ、大丈夫!?」

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