甘いキミに、一生愛されたい。
ピーンポーン

「だ、誰かきたっ……夜毎、袋ここに置いておくから、吐きたくなったらそこに吐いてね」

 そう言って、インターホンがあるところに急いで向かう。

「……?あず?」

 誰がきたかわかった為、急いで玄関に向かい、大きなドアを開ける。

「苺〜きちゃった」

「ふふっ、どうしたの?ごめんね、出るの遅れちゃって」

「ううん、大丈夫だよ」

 そう言って優しい笑みを向けてくれたあず。

「ありがとうっ……!あっ、上がってく?いま、夜毎が熱出てるんだけど……」

「うん、上がらせてもらう。夜毎には会うのはやめとくよ」

「わかった!」

 そして、広いお庭をあずと共に歩き、玄関に向かう。

「……奈結……」

「?、ふふっ、あず、どうしたの?」

「俺のこと、凛音って呼んで欲しい」

「ふふっ、いいよ」

 あずのようが慣れてるけど、あずのお願いならっ……!

「凛音〜!」

「っ、俺も、奈結って呼ぶね」

「ふふっ、うん!」

< 123 / 168 >

この作品をシェア

pagetop