甘いキミに、一生愛されたい。
 ちょっと2人で行っていいか聞きたかったけれど、やっぱり、それはできないっ……!!

 そんなことを思いながら、凛音の元に戻る。

「凛音、明日、夜毎の体調が回復してたら、にしよう?」

「……わかったよ。」

「ありがとうっ……!!」

 そう言って、思わず昔のように抱きついてしまった。

「っ!ちょ、奈結……」

「っ!!!」

「……?よ、夜毎……?」

 その瞬間、凛音は私のことを抱きしめ返した。

「な、ゆ……?」

「あ、あのっ……これは——んぐっ……!!」

 凛音の胸に顔を埋めさせられて、喋れなくなる。

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