甘いキミに、一生愛されたい。
「い、嫌っ……!な、なんで夜毎なんかと……!」

「っ」

 ハッつ、つい……い、いまの言い方はヒドかったよね……。

「よ、夜毎っ……あ、あのっ……」

 お、怒ってるっ……。

「す、すみません!」

 ガッと立ち、どこに向かうかは自分でもわからないけれど、とにかく部屋を出て、走ってあの場から離れた。

 すると、お庭に出た。

「き、綺麗……」

 思わずそんな言葉が溢れた。

「奈結〜!!」

「っ!お母さんの声っ……!」

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