甘いキミに、一生愛されたい。
 小学生って……あーコイツ、小五か……。

「じゃあ奈結の弟に言う、湊人、こうするんだ」

「は?」

 そう言った俺は、奈結を床に押し倒した。

 頭の後ろには手を置いていた為、頭に衝撃はいかなかったはず。

 そして倒れた奈結は、俺を警戒し始めたのか、広い廊下の壁まで座った状態で小さく動いて逃げる。

「そんなに逃げても無駄だよ」

「お前!姉ちゃんになにして」

「小学生が入って来ないで。」

「夜毎っ……あのっ……」

 奈結の細い小さな手首を握って、壁に押し付ける。

 そして、何度もキスをする。

「んっ……はぁ……やめっ……んんっ……!!」

「みーなとくん。キスっていうのは、こういうこと」

「なっ!!」

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