甘いキミに、一生愛されたい。
 そんなこと言われたら、めちゃくちゃ喜ぶでしょ……。

「はぁ……よし、早く家に帰ってギューってしよっか」

「本当っ?」

「ふふっ、うん」

 そんなに嬉しそうににこにこされると、ヤバいんだって……。

 そして、俺達は早めに家に帰った。

ガチャ。

「ふぅ……やっぱいおうちが一番落ち着くなぁ」

「そうだね。でも、こうやって奈結を抱きしめてた方が落ち着く。」

 ソファに座り、立っていた奈結を引き寄せて、膝に座らせ抱きしめる。

「ひゃっ……!」

「可愛い声出たね」

「ううっ……恥ずかしいっ……」

「ううん、可愛い」

「っぅ……」

 すると俺の方を向いて俺の胸に顔を埋めた。

「くっそ、可愛すぎるでしょ……」

「……夜毎……こっち向いて」

 突然俺の方を向いて、上目遣いで見つめてくる奈結。

 次の瞬間、俺はちゅっとキスをされた。

 だけど、自覚するのに数秒がかかる。

「っ……あー……もう嬉しすぎ」

「えへ、へっ……夜毎……絶対に離れないでね」

「うん、離れないよ。だから、奈結も離れちゃだめ」

「ぜぇーったい離れないからねっ!大好きだよ、甘々な夜毎にずっと愛されたぁい〜」

「ふふっ、俺も」






 可愛いキミを、一生愛したい。


end
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