甘いキミに、一生愛されたい。
「んぅ……夜毎……」

「あ、おはよう。っ!」

 目覚めたかと思えば、俺の胸辺りの服をギュッと握っていた奈結。

 それも、ものすごく、赤ちゃんかと思うほど小さく細く可愛い手で。

 心臓のスピードはドンドン上がっていき、このまま心臓が動かなくなるんじゃないかと心配なほど。

「こら!奈結!」

「お、お母さんっ……!?」

「まぁまぁ、奈々ちゃん落ち着いてっ……!」

「ご、ごめんなさいね」

「いいえ、大丈夫よ」

「よ、夜毎のお母さん、す、すみませんでしたっ……!お母さんも……」

「ふふっ、大丈夫よ」

「まったく。」

「よ、夜毎、お、下ろしてっ……」

「本当にいいの?」

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