甘いキミに、一生愛されたい。
「そ、そういえば、昨日の、わ、私のファーストキス返してよっ……!」

「じゃあ俺のファーストキスも返してくれる?」

「へっ?ふぁ、ファーストキスだったのっ……!?」

「当たり前でしょ、会った時からずっと好きって言ってんだから。」

「た、確かにっ……!」

 そ、そういえば、そうだよねっ……?

「ねぇ、今度は奈結からキスしてよ」

 またまた顔が近くなり、後ろに下がっていく。

「ふっ、奈結は、身のこなしがいいのに逃げないってことは、して欲しいのかなぁ?ちゅって」

「っ!ち、ちがうっ……!」

 いくら、空手とかをやっていたからって、夜毎には女の子と男の子の力の差で負けちゃうっ……!

< 40 / 168 >

この作品をシェア

pagetop