甘いキミに、一生愛されたい。
「あっそ、あ、もう7時だ。ほら、早く支度するよ」

「う、うん……」

 ま、まだデレデレだっ……。

「奈結、朝ごはんなに食べる?」

「トーストっ」

「わかったよ。じゃあ、着替えて待っててね」

「う、うんっ……!」

 ふふっ、優しい夜毎、なんか嬉しいっ……。

 それから、学校に行く支度をして、家、いや、豪邸を出た。

「ちゃんと変装できたね、偉い偉い」

 そう言って優しく頭を撫でてくれた夜毎。

「えへ、へっ……」

 いつも、こんなだったらいいのになぁ……。

「じゃあ、早く行くぞ」

「うん……」

 あーあ……戻っちゃったぁ……。

 うーん……朝だけ、甘々なのかなぁ?それとも、おうちにいる時……?

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