甘いキミに、一生愛されたい。
「にゃんか、落ち着くねぇ〜……」

「っ……そうだね」

 次第に夜毎の胸に顔を埋め、いい匂いだなぁと思いながらも、再び眠くなる。

 いまはあんなに大きいメガネを取って、夜毎に包み込まれている。

 このまま寝たいなぁ……。

「あ、奈結」

「なぁに?」

「俺達、付き合ってるってことでいいんだよね?」

「ええっ……!?」

「え?ちがうの……?」

きゅんっ。

 そ、そんな可愛い顔しないでぇっ……。

「ち、ちがく、ない、よ……?夜毎がいいなら……」

 い、言ってしまった……。

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