甘いキミに、一生愛されたい。
「うん、じゃあ付き合おうね。あ、あとこれ」

「へっ?ゆ、指輪……?」

「婚約指輪。こんな形で渡してごめんだけど、つけるね」

「ええっ……!?」

 そう言って指輪をつけてくれた夜毎。

「わぁ……綺麗……ぴったりっ……」

 思わず指輪に見惚れる。

「このダイアモンド、本物だよ」

「ええっ……!?こ、こんな高価なもの、いいの……?」

「うん、記念に待っててね」

「う、うんっ……!あ、ありがとうっ……大切にするっ……!」

「うん」

 そう言って、嬉しそうに笑った夜毎。

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