初カレはヤンデレすぎる束縛彼氏
5月になって新しいクラスにようやく慣れてきた頃、クラスの担任が転校生を紹介すると言って男子生徒とともに教室に入ってきた。
すると急にクラスの女子がザワザワし始めた。
「親の仕事の都合でアメリカからこちらに越してきました月宮麗です。よろしくお願いします」
爽やかなイケメンスマイルにクラスの女子が鼻血を吹いて倒れる中、まるで芸能人みたいに顔の整った人だなぁと呑気に思いながら見ていた。どうやら蓮のせいでイケメンに免疫がついてしまったようだった。
「席は…黒澤の後ろが開いてるな」
先生が指差した方、私の後ろの席を見た転校生とちょうど目が合った。すると彼は何故か自分の席ではなく、私の方にやってきてこう言い放った。
「よぉ、久しぶりだな」
えっどちら様…?と頑張って記憶を掘り起こそうとするけれど一向に思い出せない。
その様子に苛ついたのか月宮君がポケットから写真を取り出した。
「何で思い出せねーんだよ!小学校のときお前と同じクラスだった葉山だよ!」
「えっ」
葉山麗。小学校のとき蓮をいじめてた、あのデブで性格も悪い肥満児の!?
「それは言い過ぎだろ!…絶対にお前だけは許さねえからな」
思ったことがすべて口に出ていたらしい。
そう捨て台詞を吐いて葉山こと月宮麗は私の後ろの席に座った。
なんで?私、葉山にここまで恨まれるようなことなんかした!?
波乱の学校生活の幕開けの予感です…。
すると急にクラスの女子がザワザワし始めた。
「親の仕事の都合でアメリカからこちらに越してきました月宮麗です。よろしくお願いします」
爽やかなイケメンスマイルにクラスの女子が鼻血を吹いて倒れる中、まるで芸能人みたいに顔の整った人だなぁと呑気に思いながら見ていた。どうやら蓮のせいでイケメンに免疫がついてしまったようだった。
「席は…黒澤の後ろが開いてるな」
先生が指差した方、私の後ろの席を見た転校生とちょうど目が合った。すると彼は何故か自分の席ではなく、私の方にやってきてこう言い放った。
「よぉ、久しぶりだな」
えっどちら様…?と頑張って記憶を掘り起こそうとするけれど一向に思い出せない。
その様子に苛ついたのか月宮君がポケットから写真を取り出した。
「何で思い出せねーんだよ!小学校のときお前と同じクラスだった葉山だよ!」
「えっ」
葉山麗。小学校のとき蓮をいじめてた、あのデブで性格も悪い肥満児の!?
「それは言い過ぎだろ!…絶対にお前だけは許さねえからな」
思ったことがすべて口に出ていたらしい。
そう捨て台詞を吐いて葉山こと月宮麗は私の後ろの席に座った。
なんで?私、葉山にここまで恨まれるようなことなんかした!?
波乱の学校生活の幕開けの予感です…。