不良男子と私の話。
夏休み
中学2年ー
夏休みが終わり、憂鬱な気分で学校に向かっていた。
一生、休みだったらいいのに…
そんな、不可能な話を考えながら学校まで、自転車を漕いで15分、到着した。
自転車置き場で、友達に会った。
先週会ったばかりだから、久しぶりという感じはしなかった。
「おはよう、紗良(さら)」
『おはよう』
「眠いんだけど」
『わかる』
「一生寝てたい」
『それって死んでるじゃん』
大笑いしながら、教室に向かった。