不良男子と私の話。
学校に着く直前まで自転車で2人乗りをしていたから指導の先生に怒られた。
「はい、すいません〜」
と、
気持ちのない謝罪をしていた湊。
湊の態度に更に怒られそうだったけど、初めてだったから許してくれたみたい。
「このまま、出かける?」
『馬鹿言わないで』
「俺はいつでも本気だよ」
同じことを考えていたようで笑ってしまいそうだった。
本当、どこかデートに行きたい…
けど、ダメダメダメ。
頭を切り替えて、頑張らなくては…
はぁ〜
勉強の事を考えただけで、ため息が出る。
『ばいばい〜』
「ばい〜」
寂しい。
何も、いらないから…湊と一緒にいる時間がほしい。