不良男子と私の話。
生活
リビングに行くと、ママが朝陽を抱っこしてミルクをあげてくれていた。
湊はママとパパと話して笑っていた。
何も考えずに見れば、普通に親子。
何より、彼氏と親が仲良く話しているのは最高に嬉しい。
「おはよう紗良」
と、
1番に気づいてくれた湊。
『おはよう、寝てた記憶ないんだけど…』
「倒れるように寝てたもん」
『寝てスッキリした、ありがとう』
「良かったな」
「こんなに顔はいかついのに…内面は優しいのはモテるだろうな。羨ましいな」
と、
パパが湊をからかっていた。
ママは笑って朝陽にミルクをあげ続けてくれていた。
「いや、そんなことないですよ」
「紗良の事、よろしくな」
「こちらこそです」
寝起きすぎて、パパと湊の話には入らなかったけど…多分、手放した瞬間にすぐに女の子達は寄っていくだろうなと感じる。
手放す気はない。
離れていったら普通に怒る。