不良男子と私の話。




来週、引っ越しの予定なんだが、私の部屋が日に日にダンボールだらけになっていく…



汚い部屋がもっと汚くなっていく…

私の物しかなければ、カバン一つで引っ越せるけど…何せ、朝陽の荷物が多い。



段ボールの中は、

ほとんど朝陽の物で埋め尽くされている。





『それ、ばぁばのところ置いといて』

と、

言っても「やだ」の一点張り。






さすが、ママとパパの子ども。

既に頑固すぎて、手を焼く事もしばしば。



幼稚園に行って、しばいてもらった方が朝陽のためかもしれない。






けど、3年間この小さな部屋で過ごしたのは思い出深い。


朝陽が生まれた頃は、1日ベットの上で過ごした日もあったな。



今、思えばだけど…

ママの元で子育て出来て良かったと思う。




あんなにいっぱいいっぱいだった私を、冷静にしてくれたのはママだった。



今の自分があるのも…

今の朝陽があるのも…ママのお陰。




それに、子どもを産もうとしている子どもに「高校卒業しなさい」と言ってくれたパパにも感謝している。





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