不良男子と私の話。
月曜日、学校へ行くと友達達が「大丈夫?」と声をかけてくれた。
『久しぶりの熱に死ぬかと思ったけど…』
と、
言いながら自分の席に着いた。
隣には、私が熱を出した原因でもあり…この間まで行方不明だった湊が座っていた。
「大丈夫か」
『うん、大丈夫』
「無理すんなよ」
優しいところもあるんだね、湊。
どんどん、好きになっていきそう…
早く素直になって、好きと認めれば良かったと考えていた。