不良男子と私の話。




月曜日、学校へ行くと友達達が「大丈夫?」と声をかけてくれた。




『久しぶりの熱に死ぬかと思ったけど…』


と、

言いながら自分の席に着いた。




隣には、私が熱を出した原因でもあり…この間まで行方不明だった湊が座っていた。



「大丈夫か」

『うん、大丈夫』

「無理すんなよ」





優しいところもあるんだね、湊。

どんどん、好きになっていきそう…




早く素直になって、好きと認めれば良かったと考えていた。





< 71 / 425 >

この作品をシェア

pagetop